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CLA・カルニチン
毎年いろいろなダイエット素材が話題になりますが、ここ数年特に話題となり、ダイエットの定番となった栄養素材は「CLA」と「カルニチン」ではないでしょうか?「CLAとカルニチンどっちがいいの?」ではなく、この2つなかなかおもしろいコンビのようです。
燃焼系
CLA
日本語で共役(きょうやく)リノール酸、あるいは異性化リノール酸と呼ばれるCLAは、肉類や植物油、乳製品にも含まれる成分で、最近はゴーヤに含まれていることで話題にもなりました。CLAが発見されたのは1930年代のことですが、その重要性が話題になったのは1970年代に入ってからです。名前が似ているため間違えられますが、CLA(共役リノール酸)はリノール酸とは異なります。リノール酸を加熱処理すると分子構造が変化し、共役リノール酸という別のものになる。この小さな変化が私たちの身体づくりに大きな変化をもたらせてくれます。

ちょっと詳しく
リノール酸は、炭素原子を18個持っており、配列の9番目と12番目の炭素原子に二重結合が見られますが、CLAは9番目と11番目もしくは10番目と12番目に二重結合が見られます。二重結合の間にリノール酸は10・11番目を挟んでいるのに対し、CLAは10番目のみ、もしくは11番目のみ挟んでいる(共役二重結合)ことが名前の由来です。1970年台後半、米国ウィスコンシン大学の研究グループは、ハンバーガーの中に含まれる発癌物質の発生について研究していたところ、まったく逆の抗癌性作用がCLAにあることを発見しました。その後、様々な実験においてCLAの健康有用性が発見されるようになりましたが、このニュートリションガイドでは、身体づくりに焦点をあて、すすめていきたいと思います。

燃焼系
カルニチン
カルニチンは、体内の脂肪代謝やエネルギー産生に関わりのある栄養素で、アスリートの運動能力アップに役立つといわれています。体内では主に肝臓と腎臓でアミノ酸のリジンとメチオニン、ビタミンC、鉄、ビタミンB6、ナイアシンを用い生合成されます。その他、食物では肉類に多く含まれていますので、ダイエットなどでこれらの食材を控えている時には意識して摂りたい栄養素です。日本では近年になり食品として許可されるようになったサプリメント素材です。CLAやカルニチンが注目されるようになったのは、ボディビルダーが摂取しているところにありました。ボディビルダーというと筋肉ばかりが強調されますが、トップクラスのボディビルダーはコンテスト時の体脂肪率を5%以下に落とします(手の甲をつまんでみてください。このレベルです)。成人男性の体脂肪率が15〜20%といわれていますから、この数字がいかに低いかおわかりいただけると思います。
燃焼系
ダイエット(I)

食事などで摂取した脂肪が使われずに残ってしまうと、脂肪分解酵素(LPL)の働きにより、脂肪細胞に貯蔵しやすい状態に分解(脂肪酸とグリセリン)してしまいます。CLAはこのLPLの放出を抑制し脂肪細胞に脂肪が取り込まれにくくしてくれます。

燃焼系
ダイエット(II)
脂肪細胞に貯えられた脂肪は必要に応じ、ホルモン感受性脂肪分解酵素(HSL)の働きにより分解(脂肪酸とグリセリン)、血液中に放出しエネルギー源として消費されやすい状態にしてくれます。CLAはこのHSLの放出を促進しエネルギー源を供給してくれます。
燃焼系
ダイエット(III)
脂肪細胞から放出された脂肪酸は、脂肪燃焼酵素(CPT)の働きにより燃焼されます。CLAはこのCPTの放出量を増加させ、脂肪酸が効率よく燃焼されるようにしてくれます。
燃焼系
ダイエット(IV)
ダイエット(III)の「燃焼する」という部分にカルニチンは関わってきます。脂肪を筋肉細胞内のミトコンドリア内に送り、はじめて脂肪が燃焼されます。このミトコンドリア内に脂肪を入れるためには、脂肪をカルニチンに結びつけなければなりません。わかりやすくいうと、「カルニチンというチケットが無いと、脂肪燃焼という会場に入れない。」ということになります。※CPT=カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ
燃焼系
CLA+カルニチン=効率の良いダイエット
これまでの説明を「駐車場・車・燃焼炉」に例えてみましょう。摂りすぎた栄養分は「脂肪を乗せた車」が「脂肪細胞という駐車場」にどんどん入っていくのと同じです。車(脂肪)が多いので、駐車場(脂肪細胞)は広くなっていきますが、駐車場の管理人はむしろ「駐車場を狭くしたい(脂肪細胞から脂肪を消費したい)」と思っています。そこでCLAという「交通整備のプロ」の登場です。駐車場に車が入り過ぎないようにし(I)さらに駐車場の車を外に誘導(II)、そして渋滞しそうな車をサッサッと流してくれます(III)。車のいきつく先は燃焼炉、待ち構えたカルニチンが脂肪をどんどん燃焼炉に入れてくれます(IV)。CLAもカルニチンも基礎代謝などのエネルギー源として脂肪を燃焼させる働きがあるといわれていますが、大きな効果を期待するのであれば、代謝を活性化させる適度な運動を心がけることが必要です。CLAの摂取の目安は一日1〜3g、カルニチンは500mg〜1g、食品でこの量を摂ろうとすれば、肉類を中心に数kg摂らなければなりません。上手にサプリメントを利用し、適度な運動を行えば、体重減少後のリバウンドも少ないダイエットができます。
燃焼系
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